1950-05-01 第7回国会 参議院 本会議 第49号
○藤田芳雄君 義務教育費確保に関する決議案の趣旨説明をいたします。先ず案文を朗読いたします。 義務教育費確保に関する決議 義務教育の完全実施は、憲法上の義務に基くものであり、平和国家再建のための根幹国策である。本院が、第五国会において、六・三制教育制度完全実施に関する決議を全員一致可決し、政府を督励鞭撻したのも、この趣旨からである。 しかるに、六・三制実施に必要な予算の計上も極めて不充分
○藤田芳雄君 義務教育費確保に関する決議案の趣旨説明をいたします。先ず案文を朗読いたします。 義務教育費確保に関する決議 義務教育の完全実施は、憲法上の義務に基くものであり、平和国家再建のための根幹国策である。本院が、第五国会において、六・三制教育制度完全実施に関する決議を全員一致可決し、政府を督励鞭撻したのも、この趣旨からである。 しかるに、六・三制実施に必要な予算の計上も極めて不充分
○藤田芳雄君 大臣にお聽きしたいのですが、教育につきましては、国が普通教育を義務付けておる。それに連関して、結局国では義務教育費の国庫負担法といつたようなものを出して、それの裏付をしておつた。併しながら憲法の二十六條から見ますならば、当然これは全額国庫で負担すべき性質のものだと思いますが、それについての大臣の御所見を承わりたいと思います。
○藤田芳雄君 只今上程せられました教育職員免許法の一部を改正する法律案及び教育職員免許法施行法の一部を改正する法律案は、連関しておりますので、両法案をまとめてその審議の経過及び結果を御報告いたします。 政府の提案理由の説明によりますと、両法案が昨年五月制定され、九月一日から施行されましたが、今日までその実施の結果、教育職員の利益を擁護し併せてその地位の安定を図る必要上、両法案施行につき不明瞭な点を
○藤田芳雄君 この際、教異職員免許法施行法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出したいと思うのですが、皆様のお手許へその一部は廻つて行つておると思いますが、その際の提出者の議員の名前が六名上つておりますが、これは司令部の方の許可を得るためにこれだけの名前を連ねましたので、修正案としては河野議員なんかも中へ入つて頂き予定でおりますが、説明を河野議員からお思いをしたいと思います。
○藤田芳雄君 私は第三クラブを代表いたしまして、二十五年度予算に反対の意を表するものであります。先に二十四年度の予算が作られましたときに補正ができましたときに、すでに二十五年度予算の性格より決定しておりまして、いわゆる財政政策的には二十四年度の補正及び五年度の予算は、一貫したものであることは提出の際の説明及び首相の施政演説によりましても明らかなのであります。その二十四年度予算の行いました結果を見ますと
○藤田芳雄君 只今議題となりました三案につきまして、文部委員会の審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 先ず学校教育法の一部を改正する法律案について御報告申上げます。 本案は現在の学校教育法を部分的に改正いたすことを目的として政府より提案されたものでありまして、改正の主要点は凡そ三点であります。第一点は大学の名誉教授に関する規定を新たに設けたこと、第二点は高等学校の定時制課程に関する規定
○藤田芳雄君 只今の御答弁で、二十六年度以降におきましても建築補助は相当予算のできる範囲内において継続して行くという方針をお聞きして安心したのでありますが、併しこれは実情を見ますというと、二十五年度の予算でも極端にいわゆる義務教育として行うためには不完全と思われる面が多いのでありますから、六年度以降の予算の取り方につきましても格段の御努力をお願いいたしたいと思うのであります。 両文部予算の中でどうもいろいろな
○藤田芳雄君 六・三の公共事業費における経費の計上につきましての説明の中に、これで一応六・三の建築はできたという見通しの下に立てるのであるという話があつたのでありますが、事実はそうでなしにちつとも整つていない。而も二十五年度の予算が行われましても、二部教授は勿論、中にはやはり三部教授の面さえ取除かれていないというような不完全な形にあるのであります。二十六年度以降において、文部省においてはこういう方面
○藤田芳雄君 只今局長の説明で看護婦の問題がちよつと出ましたけれども、それに連関しますから一つお聞きしたいと思いますが、本年養成を終つて出て来る看護婦は、初めに養成所に入ります時に大学で二年間乃至三年間の勤務を約束されて而もそれを義務付けられて入つた筈なのであります。然るに何か定員法とかというようなものの理由のために、そうした約束といいますか、或いは義務付けられておつたものを取消されて、そして就職が
○委員外議員(藤田芳雄君) どうも話を妙にひつかけてお考えになつて困るのでありますが、大体私の意見と同じように思うのですが、私が言いますのは、只今問題になつているのは、参議院の権威を保持するためにということが第一問題なのであります。然るに参議院のいけない点が若しもありとするならば、それを伏せておいて他をのみ言うことは、必ずしも参議院の権威を上げるゆえんにはならないということなんです。勿論今の暴行については
○委員外議員(藤田芳雄君) 参議院の権威保持のために理非を明らかにして進んで行くことは、非常に私望んでいることでありますが、ただここで問題になりますことは、先程意識的に妨害したというような言葉に対して疑問を……私のお聞きしたわけはここにあるのですが、只今中川君の言われたように、とにかくそういう暴行をするということのいけないことは、如何なる形から来ても私は軽んずべき問題でないと思うのであります。併しながら
○委員外議員(藤田芳雄君) ちよつとお尋ねいたしますが、衞視に対しての暴行は始末書が出ておるのではつきり分つておりますが、第一の意識的に妨害したという事実を認めるという只今の御提言であつたのでございますが、これは何によつて意識的に妨害したということを断定なすつたか。何か始末書のようなものが出ておるかどうか。
○藤田芳雄君 中小学校関係のみが定員定額でなしに、地方に参りますということ、むしろ高等学校関係の方の教育職員の定員ということが大きな問題になつて来ておるわけなんですが、それに別に関係ございませんか。
○藤田芳雄君 只今のにやはり関連するのでありますが、今までにはこうした手続がなかつたから、いわゆる地方公共団体の職員でなかつたのですが、今度そうなりますと、先に決められました定員定額というようなこと、ああいうようなものとの関連はどうなるのですか。
○藤田芳雄君 丁度給與の問題が出ましたので一点お伺いしたいと思うのですが、又賞與の問題についてもお聽きしたいと思いますけれども、今お話がありましたから重複を避けます。やはり政府のお話の中にべースを上げることはできないが実質的に給料を増してやりたいと思う、まあ能率給というような意味合において実質的には七千四百円くらいまでは今の予算のままでやつて行けるのだということをしばしば言うていられるのですが、一体
○藤田芳雄君 貴重な御意見をお聞かせ願つて大変喜んでおりますが、天文台長さんにちよつとお伺いしたいと思うのでありますが、世界暦というようなことがよく言われろのですが、ああいうものができる可能性があるかどうか、若しできるとすればむしろこういうものを採用した方がいいのじやないかどうかということをお聞きしたいと思います。 いま一つ閏年のことについて……、やはり今迄は太政官令か何かで決まつておつたのであります
○藤田芳雄君 どうも聞いておりますと、耳を掩うて鈴を盗むような返答で了解に苦しむのでありますが、新聞の報ずるところが或るときには真実であつたり、或いは或るときには真実でなかつたりというような印象も受けるのでありますが、新聞だけでなしに、実際現状はもうすでに恐慌が来ており、先程もどなたかのお話のように、中小企業は大挙その実情を言つて陳情しておられる。或いは又予算委員会としても先程岩間委員の言われたように
○藤田芳雄君 然らば先日の発言の中で、五人や十人の倒産者が現われるとか、或いは自殺者があるということを口にされたのは、あれはそれを認めたから言つたのではないかと思うのですが、認めないでああいうことを言われたのですか。その点を御説明願いたい。
○藤田芳雄君 今までの質問者が述べましたのと重複する点がありますから、その点を除きましてお伺いしたいと思うのであります。 先ず第一番目に蜷川中小企業庁長官は三月に中小企業の危機が来るということを発表したために、内閣においては政府の方針に反する者であるというので、これを罷免したのであります。然るに先日来三月一日の蔵相の談話並びにその後の質問経過を考えますと、大蔵大臣であつた池田さんはいわゆる通商産業大臣
○藤田芳雄君 参考人に貴重な御意見を聽かせて頂きましたけれども、その御発言に対しましては私共十分了解することができまして、これ以上質問を申上げることもないと思います。ここで討論をして決定するわけでもなし或いは賛否の人を両方に立てて論戰させる意味もないのでありますから、私達は参考人の御意見を十分了解すればそれでよろしいので、それについての意見は別な機会にやり得ると思いますから、(「その通り」と呼ぶ者あり
○藤田芳雄君 一括してお願いした方がいいかと思います。
○藤田芳雄君 本日はこのあと重要な本会議もありますし、この程度で打切りまして如何でしよう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤田芳雄君 多分これは世界共通のとり方を出したものだと思うのでありますが、やはりこうしたものがどこかに根拠を出されなくちやならぬわけですが、いかがですか。
○藤田芳雄君 今の二の閏年に関することで佐藤さんにお伺いしますが、閏年に関する件というのが明治三十一年の勅令で出ているわけですね。これは現在法律としては生きておらないのでございますか、どうなんですか。
○藤田芳雄君 今の單位の問題についてですが、二級から一級に行くのを、他との均衡上バランスをとるために直したと言われますけれども、今も鈴木委員から言われますように、現職に就いておつたという尊い経験から相当ものを言つていると思うのであります。そういう意味から言いますと、むしろ要望の出ているように減らした方がいい。幸いにして見落しだつたか何か知らんけれども、高等学校の二級、普通教員を一級に直すものが、年数
○藤田芳雄君 そうすると、特別な根拠がないものといたしますと、最初一年で終るべき暫定的なものであるから、これでは無理であるからといつて延ばしたという、その意味を本当に活かして行くならば、先程若木委員からもお話のありましたように、上級の免許状を欲しい、或いはどうしても貰わねばならん臨時免許状を持つておる者は随分多いのであります。而もその多い者が單位を取ろうとしますのには無制限にはできない。一定の数を限定
○藤田芳雄君 今の質問に関連するのでありますが、今一度二十八年の三月三十一日と切られたその根拠はどこにあるのか、伺いたいと思います。
○藤田芳雄君 先程の左藤さんの口火から始まりましたが、これは一つ今の免許の與え方、及び今の免許法改正に重要な連関を持つものでありまして、簡單に済ますべき事項でない、皆さんも大分保留しておられますから、今日はこの程度にいたしまして、次回に譲つて頂きたいと思いますので、動議を提出します。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○藤田芳雄君 私の申しますことをちよつと徹底いたしたいと思います。今の放送協会でやはりいいことが……そうしたものの教育面を担当したような放送をやつておられる。ところがあれはそのために特にお金は取らんと言いますけれども、考えてみますというと、あのテキストというもので相当な利益を挙げて、結局その分せカバーしているのじやないかと思われる。恐らくは商業放送の方でそうした放送教育をやろうとするならば、その上においての
○藤田芳雄君 そういう点になつて来ますというと、今度次に関係いたしますのは、一般放送においては、広告主からの広告放送の広告料によつて、やはりやつて行くということになるわけですが、一方国民の文化を向上させるというような意味からしますというと、これから放送によるところの教育と言いますか、現在通信教育というのがございますけれども、それ以上に重要な、いわゆる放送教育というようなものも考えられるのじやないか、
○藤田芳雄君 只今放送の文化方面の問題が出たのでありましたが、三十二條のところで受信契約及び受信料の問題が出ておるのですが、その第三項のところでは「協会は、あらかじめ電波監理委員会の認可を受けた基盤によるのでなければ、前項の受信料を免除してはならない。」そうしますと、免除されるものは電波監理委員会の認可を受けた基準によるものということになるわけですが、そういうものは大体どのような負担を持たれるのでしようか
○藤田芳雄君 私はこの改正案に賛成いたします。事柄は簡單でありまして、而もすでにこの法文にある形が認められて、その通り現に行われていることなんです。それを法文に明らかにしたのでありますから、何ら疑義のないところだと思いまして、私はその点で賛成いたします。
○藤田芳雄君 只今の政府委員のお話、大変によく分りましたが、そういたしますとやはり話のごとく非常に、無断で、而も非合法に校地内へ工場を建てたというふうなことでありますから、それはできるだけ早い機会に、徹底的に処置をして解決をつけて頂きたいと思う。而もそれが今現在の状況を聞きますというと、父兄間に随分大きな問題を起しており、同時に子供がもう困つているらしいのであります。下手したらどんな危害を加えられるか
○藤田芳雄君 今丁度八丈島のお話がありましたが、どうも最近校舎とか或いは校地とか、そうした面で教育上非常に阻害するような事件があちらこちらに起きている。しばしば耳にしているのでありますが、殊に東京都内などにおきましては、住宅の不足から一時校舎を他へ貸し與えたとか、その後始末がつかないで困つているとかいうようなことを聞くのでありますが、最近やはり一つ、これは而も文部省直接の監督下にあるものだと思うのでありますが
○藤田芳雄君 できましたら、是非頂きたいと思います。
○藤田芳雄君 平衡交付金の中の大部分が文部省関係のものというお話でございましたが、文部省関係の教育の面に関しての平衡交付金の算出の基礎とでも申しますか、それはどんなふうでお出しになつたのですか。或いはその基礎はどんなふうになつて……
○委員外議員(藤田芳雄君) この決議をやろうという御趣旨はよく分つたが、我々も同感なんですが、今朝新聞でこれについてすでに決定しておるかのごとく、参議院で決めたようなお話が出ておりますので、ここに委員長談として、特に岡元委員長の名前も出ておつたのです。ああいうことについての経緯を少しお話し願いたいと思います。
○委員外議員(藤田芳雄君) その説明の際に、今朝毎日新聞にこれに関連したと思われるような発表が出ております。その出場所、及び岡元委員長が何かそれについて話しておられますが、その間のこともこれに関連して御説明願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕